【おすすめ映画紹介】シン・ゴジラ
2020.03.09
こんにちは、デザイナーのIです。
僕は映画をよく見るのですが、その中で特におすすめなものを時々ご紹介していきたいと思います。
まず初めに紹介するのは、2016年に公開した「シン・ゴジラ」。
総監督・脚本は庵野秀明さんが、監督・特技監督は樋口真嗣さんが手掛けています。
ちなみに、ゴジラシリーズは29作あります。
昔から回を重ねるごとに徐々に評価が下がっていき、数作つくったあと10年ほど休止したあとまた再開するといった流れをずっと続けてきていました。
今作は「シン」の文字を付けての復活作、その名に恥じぬシリーズのなかでも別格の作品だと思います。
物語のあらすじは、東京湾沖に突如巨大生物(ゴジラ)が出現、政府はこれを『駆除対象』とみなし、
政府の官僚、政治家、個性的な科学者・研究者が協力し、これを食い止めるといったおなじみの展開です。
ただ、この映画が面白いところは、登場人物の「個」を重視するのではなく、
あくまで「郡」を重要視しているところだと僕は思います。
アメリカのSF映画などでは、すごく強い一人の「個」が強力なリーダーシップをふるい、敵を倒すといった話がほとんどですが、
「シン・ゴジラ」は登場人物が一人で活躍することはありません。
それぞれ個性的な特徴をもった人はたくさん出てきますが、彼らはあくまで集団で活躍していきます。
「郡」の形こそ日本人の本質であると言っているようで、この映画のすごく魅力的な部分だと僕は感じました。
最近はコロナウィルスで混乱気味の日本ですが、こういったときこそ「郡」の力を発揮して乗り越えていけたらいいなと思います。怪獣映画ですが、すごく大人向けの作品なので、気になった方はぜひ、見てみてください。